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2020年6月3日
Taking action
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2020年6月3日
Taking action

Niantic

今週初めに社内に向けて共有された、Nianticがどのようにこの問題に取り組むかについての文章です。 #BlackLivesMatter


JohnからNiantic社員に向けて

Nianticの皆さん

私たちは今、現在でも続いている人種差別に対し、世界中の多くの人々がこれまでに無い規模で抗議している様を目撃しています。多くの皆さんと同様、George Floyd氏、 Ahmaud Arbery氏、Breonna Taylor氏、Tony McDade氏、Nina Pop氏、そして現在までに差別によって亡くなった多くの黒人の方々ついてどのような言葉を発するべきか、感じるべきか、またその思いをどのように行動に移すのかについて思い苦しみました。金曜日にお話ししたように、私たちはこの状況に立ち向かかうため、組織としての力とリソースを集約し、問題解決の一端を担わなければいけません。我々は、社会を過去よりも良い場所にすることができると信じています。そしてこの数日間が明らかにしてきたように、社会をより良くするのは、私たちの責務です。

Niantic が世界の役に立てるようできる限りのことを行うことを、私を含むリーダーシップチームは合意しています。合わせて、世界中の人々が困難に直面している時に、社員の皆さんへ常に安定とサポートを提供できる会社になりたいと考えています。世界は今、COVID-19に打ち勝つために、精神的にも肉体的にもたいへん困難な状況にあります。いまだに驚くほどのストレス過多な状況が続いています。今日皆さんにお伝えしたいことは、Nianticはいつも社員の皆さんと共にあるということです。もしサポートが必要だと感じた時は、同僚や人事、またリーダーシップチームに声をかけてください。また、もし今家にいることができないと感じたときは、すぐに人事担当者に相談してください、私たちに手伝えることがあるかもしれません。私たちが乗り越えなければならない課題は巨大で、長い道のりになるでしょう。皆さんが世界の役に立てるよう全力でサポートしたいと思っています。

ではNianticには何ができるのでしょうか?長期的、かつ、持続可能な変化を起こすため、私たちのプラットフォームをどう効果的に活用すべきなのでしょうか? Nianticはより良い世界を作ることに貢献できるよう 「周りの世界を探索」 しながらコミュニティの仲間と接点を持つこと、「運動」 を通じて強い肉体と精神を築くこと、そして 「現実世界で人とつながる」 ことを提案し続けてきました。そして、これから私たちが力強く、大きな影響を与えられるものとは、私たちがその創造に関わる 文化、アイディア、そしてロールモデル を通じて提供するものだと信じています。そのため、私たちは、黒人のクリエイターのプロジェクトに投資し、そこで生まれた最高の作品を多くの人にご覧いただく機会を作りたいと考えています。その作品に登場するキャラクター、物語、見解を通じて、黒人のコミュニティの生活と経験に目を向ける機会を設けたいと思います。 experiences of the Black community.

  • Nianticは GO Fest 2020のチケットの売上、500万ドルを最低額として寄付します。 寄付の半分は、より多様性のある世界を代表するコンテンツを創出し続けることを目標として、黒人のゲーム・ARクリエイターチームによる新しいNiantic プラットフォームを利用したプロジェクトへの資金として提供します。残りの半分は地域社会の再建を支援している米国のNPO団体に寄付します。

  • Nianticは、Marsha P. Johnson Institute に対し、10万ドルを寄付し、社員のドネーションマッチングを5万ドルまで行います。 黒人のトランスジェンダーは、黒人のシスジェンダーや他のLGBTQ+の方々よりも多く命を失っている現状があります。Black Lives Matter、プライド月間に敬意を表し、ダイバシティー&インクルージョンチーム、並びにリーダーシップチームはこの活動に対し寄付することを決定しました。この寄付は、警察の残虐行為の被害者、常に抑圧されている人々をサポートするために行う正しい判断であると信じています。

我々は、現在一緒に働いている、そしてこれから一緒に働く黒人の社員、(多様性の観点での)少数派の社員、そして人種差別や産業界・コミニュティで起こる社会的不正義と戦う全ての社員へ提供するサポートをより良いものにする責任があります。これをどう改善すべきか、自問しています。

  • Nianticではアライシップトレーニングに特化した新たなダイバーシティー&インクルージョン(D&I)トレーニングの開発に取り組みます。 私は、この点に関しては強調してもしすぎることはないと考えています:学ぶ機会を設けることは、黒人、及びそのコミュニティ、もしくは私たちの黒人の同僚の責任ではありません。黒人のコミュニティをサポートするアライが自分自身と周囲に学ぶ機会を設けるべきだと考えます。多様性の理解を深めると共に、非排他性の重要性を学ぶことは、人を尊重してサポートするきっかけとなると考えています。詳細については改めてお知らせします。

  • 多様性のあるテクノロジー業界を作ることを目的に教育の機会を提供する組織 Treehouseへ今まで以上に強いコミットメントを行います。 Niantic は、5人のUX/デザイナーと5人のQAアナリストへ実習を提供し、実習完了後に80~100%を採用することを目標にします。

  • 子ども向けにゲーム開発の方法を教育することに特化している非営利団体 Gameheads とのパートナーシップをさらに拡大してきます。 今年、この団体はバーチャル形式で世界中の子どもを対象としたプログラムを実施しています。Nianticは奨学金として2万5千ドルを、年間の発表の場を提供するために1万5千ドルを、そしてカリフォルニア州立大学と協業による大学単位認定プログラム「AR開発のための101 講座」の開発に2万ドルを寄付します。

  • 我々は、多くのNiantic社員が今まで以上にコミュニティの再建に関わりたいと考えていることも理解しています。 そこで、皆さんにNiantic ゲームイベントに年に4日参加することができる機会を提供します。この4日は福利厚生のひとつであるフレックスデイとして取り扱うこととし、既存の1日に加え、合計年に5日、Nianticのイベントへ参加、もしくはボランティア活動に活用することができるようになりました。

  • ここに記載した全てのコミットメントに対し、我々は強い責任を持つと共に、これら施策を実現することに積極的に取り組むことを表明します。 Nianticは、 ダイバーシティ&インクルージョン カウンシルに取り組み、この活動に責任を持つためにシニアリーダーシップのメンバーをこの活動へアサインします。

  • 最後に、私たちは、黒人コミュニティを支持し、白人至上主義、人種差別、警察の残虐行為を否定します。

多くの社員がこれらの取り組みに参加し、支援したいと考えていること、しかし、何から始めればよいかを悩んでいることも理解しています。新しく発足した「ダイバーシティ&インクルージョン カウンシル」のサポートのもと、この活動の出発点として活用できるいくつかのリソースを記します。

  • Black Lives Matter movementについての学習 このBlack Lives Matter の活動について学ぶことができます。

  • Gameheads メンターへの申し込み 次世代のテクノロジーリーダー育成のためのボランティアとメンターを募集しています。

  • ボランティアする、他のNiantic社員と共に行動する フォームを記入すると、ダイバーシティ&インクルージョン カウンシルから、社内の活動や支援の機会についてお知らせします。

私たちはこれらにコミットすることを約束します。この取り組みはこの発表で終わることはありません。今後、私たちが求める変化を実現するためには何年もの努力を必要とします。その過程でこの取り組みをより強化するため、さらなる機会を見つけていきます。

Niantic を支える核は、トレーナーやエージェント、魔法使いのプレイヤーコミュニティです。このコミュニティを、特に黒人のトレーナーやエージェント、魔法使いの方々をサポートするために立ち上がらなければなりません。歴史的人種格差が無くなり、すべての人々が歓迎され、評価され、成功するチャンスを持つ公平なシステムを新しく作り上げるため、長い道のりに挑みます。始めの一歩は、私たちのコミュニティのメンバーが安全に、自由や喜びを感じるための散歩やランニングを妨げている人種差別と不正義を克服することです。Black Lives Matter.

-John Hanke

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