以下の情報とガイドラインは、Niantic, Inc.(「Niantic」)にNianticプレイヤーの記録(ユーザーデータなど)を要請しようとしている米国および国際的な法執行機関、政府機関を対象としたものです。本ページは随時更新される可能性があります。また、本ページの内容に基づいて、特定の状況におけるNianticの対応に関して、いかなる義務も生じることはありません。ご承知おきください。本ページにどのような情報が記載されているとしても、Nianticは、利用可能なすべての権利と異議申立てを放棄せず、これらを明示的に留保します。
米国の法執行機関による記録要請
当社は、自社の利用規約、プライバシーポリシー、ならびに通信保存法(Stored Communications Act)(「SCA」)(合衆国法典第18編第2701条以下)および類似の州法をはじめとする適用法に従って、アカウント記録を開示します。当社が保存している情報の例については、プライバシーポリシーをご確認ください。
米国以外の法執行機関による記録要請
一般に、米国外に所在する者は、(合衆国法典第42編第1782条に準拠するなど、刑事共助協定、嘱託書、または国際協力が関与するその他の手続きを通じて)有効な米国の裁判所命令を取得しない限り、Nianticにプレイヤー情報の提供を強制することはできません。米国外の法執行機関からの要請は、lawenforcement@nianticlabs.comに提出していただく必要があります。米国外の法執行機関に配慮して、Nianticは、MLAT(刑事共助協定)または嘱託書の手続きが行われている期間、書面による保全要請を審査し、これに対応します。
プレイヤー記録要請の要件
提出物。プレイヤー記録の要請はすべて、日付を記入し、lawenforcement@nianticlabs.comに電子メールで提出してください。これは、Nianticに連絡する最も迅速かつ効率的な方法です。要請および法的手続は、Nianticの代理人であるIncorporating Services, Ltd. (「Incserv」)(カリフォルニア州の拠点:7801 Folsom Boulevard, Suite 202, Sacramento, CA, 95826、デラウェア州の拠点:3500 S Dupont Hwy, Dover DE 19901)を通じてNianticに直接送達することもできます。
- これらの方法で法的手続を受け入れることに当社が合意した場合でも、それは便宜上の目的に限定され、管轄権が存在しない、または適切な送達が行われないなど、利用可能な異議申立てを放棄するものではありません。
すべての記録要請に、必ず以下を記載してください。
- 申請者の連絡先情報:氏名、肩書、代理人、政府発行の電子メールアドレス、直通電話番号(該当する場合、内線番号を含む)、郵送先住所、回答期限(処理には少なくとも10日間を要します)。
住所。各要請に、法的手続の対象となる法人として、Niantic, Inc., 1 Ferry Building Suite 200, San Francisco, CA 94111を指定する必要があります。法的手続が郵送で提出される場合、通常よりも処理に時間がかかります。
適切な識別子。プレイヤーデータに関する要請にはすべて、必ずプレイヤーアカウントを明記してください。Niantic正確な検索を行うために、プレイヤーアカウントに関連付けられた電子メールアドレス形式の識別子、またはユーザー名/トレーナーニックネームの識別子が必要となります。
要請データ。すべての要請に、必ず要請する記録を具体的に記載してください。これには、求めるデータの特定のカテゴリ(保全要請に従って以前に保全された記録を求める場合を含みます)および入手可能な要請データの期限が含まれます。
関連する法的手続。Nianticは、プレイヤーデータおよび関連する法的手続の要請をそれぞれ審査し、適用法令に基づいて表面的妥当性と法的充分性を確認します。Nianticは、以下の必要な法的手続が提示された場合(または以下に説明する有効な緊急データ開示要請への対応)に限り、入手可能なプレイヤーデータを提供します。
合衆国法典第18編第2703条(c)(2)に定義される基本加入者情報の開示を強制するには、有効な審理陪審、大陪審、または行政召喚状が必要です。基本加入者情報(「BSI」)には、ユーザーの名前、電子メールアドレス、Niantic製品の使用年数、電話記録およびIPアドレス、ならびに支払情報(入手可能な場合)が含まれる場合があります。
アカウントの利用状況に関するその他の記録(プレイヤーの通信内容は含まれません)の開示を強制するには、合衆国法典第18編第2703条(d)に基づき発行される有効な裁判所命令が必要です。
入手可能な場合、プレイヤーの通信内容またはプレイヤーの位置情報の開示を強制するには、連邦刑事訴訟規則または同等の州令状手続に記載されている手続きに基づき発行された有効な捜索令状が必要です。
調査中の状況と犯罪(複数可)。Nianticが妥当性と充分性を確認できるよう、要請には、基礎となる法的権限の引用、犯罪の状況、およびそれがNianticにどのように関連するかなど、調査対象である犯罪(複数可)の性質を示してください。
プレイヤーへの通知。透明性を確保し適正な手続きを行うために、Nianticのポリシーでは、要請のコピーなどNianticのアカウント情報に対する有効な要請を(アカウント情報の開示前などに)プレイヤーに通知することを定めています。ただし、当社がそうすることを禁じられている場合(合衆国法典第18編第2705条(b)に基づく命令または同等の非開示当局による命令など)はこの限りではありません。非開示条項には、Nianticがプレイヤーに通知することを禁じる具体的な期間(例:90日間)を記載していただくよう、お願いいたします。当社のプレイヤーへの通知ポリシーの例外には、Nianticの単独の裁量により、児童の搾取、テロ、生命への差し迫った脅威に関わる緊急事態など、切迫した状況や意に反する状況が含まれる場合があります。
データ保持に関する情報
Nianticは、プライバシーポリシーに従ってデータを保持します。Nianticは、プレイヤーデータの要請に対応して、合理的にアクセス可能なデータのみを検索・開示することができます。
プレイヤー記録保存の要件
適用法の合衆国法典第18編第2703条(f)に従い、Nianticは、上記情報の開示を求める法的手続が送達または発行されるまで、プレイヤーデータを一時的に保存します。保存要請は、以下のすべての要件を満たしている必要があります。
件名に「保存要請|[ユーザーID - 事件番号]」と記載してlawenforcement@nianticlabs.comに送信する。
政府発行の電子メールアドレスから送信する。
法執行機関のレターヘッドで提出し、要請者である公務員または代理人が署名する。
Nianticプレイヤー(複数可)および保存対象である具体的なプレイヤー記録(複数可)を明記する。
記録を保存する期間(例:90日間)を明記する。
要請者である機関または個人が、当社に保持を依頼しているデータにアクセスするために、適切な法的手続を取得する段階を踏んでいることを示す保証を含める。
Nianticが延長要請を受領していない限り、法律で定められている90日間の当初保存期間の満了時に保存は解除され、保存されている記録にはNianticの通常の保持または破棄スケジュールが適用されます。Nianticは、法執行機関に対し、前回の保存期間の満了の遅くとも七(7)日前までに延長要請を提出していただくことを強くお勧めいたします。延長申請を提出する際は、通信の件名に保存期間延長の要請であることを明記してください(例:「保存延長要請 | [ユーザーID - 事件番号]」)。
通常、プレイヤーがアカウント情報の保存要請に関する通知を受けることはありません。
緊急データ開示要請
プレイヤーデータの即時開示を要請する本人に死亡や重大な身体的傷害のリスクがある、もしくは児童の安全に関わる状況が発生するリスクがある緊急の事態において、法執行機関は、こちらのフォームに記入の上、件名に「緊急データ開示要請」と記載して、lawenforcement@nianticlabs.com宛てに電子メールで提出してください。Nianticは、これらの要請を迅速に審査・処理するよう努めます。緊急開示要請に応じる開示は、差し迫った危害の防止に役立つ情報に限定されます。
すべての緊急要請に以下を含める必要があります。
緊急事態の説明
死亡または重大な身体的傷害の危険がある人の身元情報
電子メールアドレス(複数可)またはユーザー名(複数可)形式による有効なNianticアカウント識別子(正確性を確保するためにプレーンなテキストファイルで記載したもの)
要請する具体的なプレイヤーデータ、および差し迫った脅威を回避するためにその情報が必要である状況の説明
氏名、肩書、政府発行の電子メールアドレス、電話番号、住所などの連絡先情報
Nianticは、緊急データ開示要請をケースバイケースで評価して、適用法および当社のポリシーに照らして要請を検討し、要請の性質および/または要請を行った人の身元を確認するために追加情報を要求する場合があります。合衆国法典第18編第2702条(b)(8)および第2702条(c)(4)に基づき、Nianticは、児童の安全、いずれかの人への差し迫った死亡または重大な身体的傷害の危険を伴う緊急事態により、かかる開示が即時に必要であると誠実に確信する場合、通信内容、位置情報、顧客記録などの情報を連邦、州、または現地の政府機関に対し自発的に開示することを許可されています。ただし、義務ではありません。
上記の情報は、法執行機関が緊急時に情報を求めるためのものです。緊急事態に気づいたプレイヤーまたは法執行機関以外の関係者は、直ちに現地の法執行機関に連絡してください。
真正性証明書または専門家証言
通常、Nianticは、対面での証言または専門家証人を提供しません。Nianticが作成する記録は、自己認証に基づくものであり、いかなる法的手続においても記録管理者の証言を要請するべきではありません。Nianticは、必要に応じて、または要請に応じて、標準的な業務記録証明書を提出するよう努めます。
費用の精算
Nianticは、法律(例:合衆国法典第18編第2706条)に定めるとおり、情報要請への対応において発生した費用の返済を求めることができます。情報の保存および/または提出について発生した実費の精算を求める場合、Nianticは、当社で処理する前に、当社での作成の一環として、または法執行機関の要請に応じて、そのような費用の誠実な見積もりを提供します。
これらの料金はアカウントごとに適用されます。当社はまた、通常とは異なる要請または負担のかかる要請への対応において発生した費用について、追加の料金を請求する場合があります。
当社は、児童に危害が及ぶ可能性および緊急要請を調査する事案において発生した料金を放棄することがあります。
法執行機関以外からの要請
上記の情報は、プレイヤーデータに関する法執行機関および政府の要請に特に対応するものです。連邦法では、民間組織に対し、召喚状または裁判所命令による限定情報の取得のみを許可していることにご注意ください。Nianticは、情報が事案に不可欠であり、関係者が独自に情報を取得できない場合に、有効な召喚状を直接送達してプレイヤーに通知した後に、入手可能な基本加入者情報を提供する場合があります。Nianticは、上記のとおり、Nianticの登録代理人に送達された有効な連邦、カリフォルニア州、またはカリフォルニア州内の召喚状のみを受け入れます。
民間組織は、privacy@nianticlabs.comに電子メールを送信することで、自身のアカウント情報とコンテンツを要請することができます。
最終更新日:2023年5月