日常のロケーションを体験の場に

「Lightship VPS for Web」は日常のロケーションを体験の場に変えます。 ロケーションのデジタル複製を利用可能にし、これを拡張して素晴らしい体験を無限に生み出すことができるこの技術は、ロケーションに新たな意味を与えます。 これにより、人々は公園の銅像や街なかの店舗などの特定ロケーションへ行くモチベーションを得たり、現実世界で価値を持つ新たな体験に参加して楽しむことができます。 8th Wallプラットフォームを利用することで、開発者や代理店、ブランドの皆さんは、特定ロケーションのみでしか参加することができないWeb AR体験を作り、人々がその場所へ行く必要性を提供することができるようになります。 また、Niantic のARマップにあるいくつものVPS有効ロケーションを利用する体験を作ることで、コンテンツをより広い範囲の方々に届けることも可能です。 1つのプロジェクト内でVPSを利用した複数の体験を組み合わることで、AR スカベンジャーハント（アイテム集め）や位置情報ARゲームのように、複数ロケーションにまたがる体験も生み出せます。

リアルワールド メタバースは、人々が周囲の世界を探索して繋がっていくものであるべきだとNiantic は考えています。 Lightship VPS が Web で利用可能になることは、AR にとって非常に重要なステップです。 これにより、開発者の皆さんはデジタルコンテンツと現実世界を正確で一貫性を備えた現実的な形で融合することができます。 世界各地のパートナーによる初期のデモ作品はどれも刺激的ですが、これはまだ始まりに過ぎません。 この新しいサービスを使うことで、開発者コミュニティの皆さんがどのようなロケーションベースのAR体験を生み出すのか、とても楽しみです。

WebAR コンテンツと現実世界のロケーションを繋ぐ

開発者の皆さんの多くは、現実世界のロケーションに連動した没入型AR体験の作成に興味を持たれています。 そのためには、まずユーザーの位置と周囲に存在するものを正確に把握する必要があります。 Lightship VPS は Niantic が持つ世界各地の AR マップを利用し、AR コンテンツをセンチメートル単位の正確さで現実の位置と結びつけることができます。 このパワフルなシステムを Webベースの 8th Wall プラットフォームに導入することで、開発者の皆さんがVPSを利用した AR 体験をこれまでとは異なる正確さと一貫性で開発いただけるようになりました。 このシステムはモバイルブラウザ内で動作し、特別なアプリをダウンロードいただく必要はありません。

新次元のロケーションベース AR 体験の実現に加え、「Lightship VPS for Web」により、ARシーン内でロケーションの 3D メッシュもご利用いただけるようになりました。 この機能により、オクルージョンと物理演算を利用した WebAR 体験の創造が可能になり、仮想オブジェクトと現実世界の間の双方向性が大幅に強化されました。 その結果、かつてない没入感とリアルさを備えた AR 体験がブラウザ上で実現され、LiDAR 非対応デバイスを含むあらゆる iOS および Android スマートフォンでご利用いただけます。

「Lightship VPS for Web の提供は、拡張現実にとって非常に重要なマイルストーンです。 Lightship VPS は Web AR 体験を作るための新たなツールを開発者に提供します。 このツールはユーザーの位置を認識できるだけでなく、関連情報を用いて仮想オブジェクトと体験が行われている場所の融合をより優れたものにできるため、開発者にとって素晴らしい価値を持ちます。 これも Niantic の 8th Wall プラットフォームが可能にしたブラウザ上では初めてのことです。 WebAR がよりリアルかつ個人的なものになり、現実世界との繋がりもかつてないほど強まります」
Niantic 8th Wall プロダクトマネージメントディレクター：Tom Emrich

ランドマークから近所の公園まで

開発者の方々は VPS 有効ロケーションを Niantic の AR マップに追加することができます。 また、10万以上の VPS 有効ロケーションを使用して、独自のロケーションベース AR 体験を作成することも可能です。 VPS 有効ロケーションは、単なる街並みや公共の建築物ではありません。 公園や小道、地元の店など、いずれも一般の人が立ち入ることのできる場所が対象です。 Niantic のARマップはコミュニティの皆さんによって作られており、その土台には開発者、測量士、プレイヤーの方々から集められた現実世界にある位置情報に紐づいたスキャンデータが用いられています。 このコミュニティの皆さんは膨大な数のロケーション、写真、スキャンデータの収集にご協力くださっており、彼らのご協力なしには Lightship VPS のローカライゼーションは実現しません。 彼らからの詳細データによって、VPS 有効ロケーションでのローカライズが安定的に行えます。

開発者の方々は 8th Wall プラットフォームの地理空間ブラウザ内で VPS 有効ロケーションを見つけ、作成し、利用して開発を行えます。 これにはリモートによる AR 体験の生成やシミュレーションも含まれます。

かつてないWebAR体験

「Lightship VPS for Web」は、正式リリース前のプライベートベータ版として一部の 8th Wall 開発者の方々に既に提供されています。 対象となった東京、パリ、ロンドン、ウィーン、シドニー、ニューヨーク、ロサンゼルスなど世界各地のプロダクションスタジオは、WebARと現実世界ロケーションを紐づけることで実現できる体験の例として Web AR のデモを作成してくださっています。 「Lightship VPS for Web」による最初の体験の一部を、www.8thwall.com/discover の 8th Wall Discovery Hubでぜひお試しください。

8th Wallのパートナーの皆さまによる「Lightship VPS for Web」の感想の一部を以下にご紹介します。

「Lightship VPS for Webは、Webベース拡張現実の技術を新時代に跳躍させてくれます。 これにより、現実世界でのユーザーの位置と向きを認識し、一貫性を保った拡張現実体験を現実のオブジェクトや構造物に固定できるようになりました。 個人のクリエイターやアーティスト、ブランドはこれを利用し、仮想体験をシームレスに現実世界に溶け込ませ、利便性や娯楽を提供できるようになります。 VPS は私たちを周囲に存在する代替的 ARメタバースという概念の実現に向けて一歩先へ進ませてくれるのです。 そこにある創造的機会は計り知れません」
Unbound マネージングパートナー、David Loughnan氏

「Lightship VPS for Web は革新的な体験をもたらすでしょう。 ブランドは詳細まで作り込んだデジタル体験を提供できるようになります。 8th Wall の WebARプロジェクトで VPS を使うことはまるで魔法のようで、あらゆる XR 体験の精度とコンテクストが大幅に向上するはずです。 可能性は豊かかつ無限大です」
XRエージェンシー Trigger 創設者／CEO Jason Yim氏

「Lightship VPS for Web は AR の大衆化における新たなフロンティアを示し、ブランドにとっては AR 消費者体験の新世代をもたらす存在となるでしょう。 特定の建物から街の広いエリアを含む公共スペースは、創造性に富んだダイナミックなキャンバスとなり、WebAR を用いたリアルワールドメタバースがもたらされるのです」
Tool of North America ツールエクスペリエンス、マネージングディレクター、Adam Baskin

「Lightship VPS for Web は、拡張現実を使った現実世界への3Dコンテンツ配置を驚くべき精度で可能にします。 これによって没入性の高いロケーションベースAR体験が作成できるようになります。 Web版Lightship VPSを活用して革新的体験を提供し、消費者をリアルワールドメタバースに迎えたいと考えている有名ブランドが既に強い関心と熱意を見せています」 - Aircards COO Michael Watson氏

「Lightship VPS for Web」は現在、8th Wall をご利用されているすべての開発者の皆さんにご利用いただけます。 8th Wall のワークスペースにログインするか、www.8thwall.com で14日間の無料トライアルにご登録いただくことで、「Lightship VPS for Web」のご利用が可能です。

– 8th Wallチーム