ゴールドラッシュの時代にサンフランシスコを目指した船、ナイアンティック号は、1970年代、サンフランシスコダウンタウンの工事中に地中から見つかりました。クレイストリートとサンサムストリートの交差点そばの発掘跡には小さな飾り版があり、ナイアンティック号の歴史に触れています。

急いで移動しているときななかなか気づかないことも、ゆっくり歩いて周囲を見回すとその場所に築かれた歴史や文化を見つけることができます。そんな隠されたストーリーを、みなさんと一緒に見つけたいと思い、わたしたちはこの会社にNiantic という名前をつけました。

最近、Niantic 東京オフィスの受付に素敵なロゴが設置されました。このロゴは、宮城県石巻市で展示されていた「復元船サン・ファン・バウティスタ号」が2022年に解体されたときの廃材を利用し、石巻の職人さんに作っていただいたものです。

サン・ファン・バウティスタ号は、1613年に伊達政宗率いる仙台藩によって建造されたガレオン船で、石巻には長く、その復元船が展示されていました。しかし、東日本大震災による被害と老朽化によって解体されました。

石巻の皆さまが大切にされてきたサン・ファン・バウティスタ号の一部をNiantic 号に乗せて、私たちの新しい旅が始まります。

Niantic ではこのロゴを受付に置き、訪れる方にこのロゴのストーリーを伝え、防災を呼びかけることで、東日本大震災の風化防止の一助になればと考えています。

皆さんもぜひ東北を訪れ、歩き、地元の方々と出会い、力強く復興していく町のストーリーを見つけてください。