本日、Scaniverseのアップデートを行いました。Niantic Scaniverse 4.0を使うことで、場所やオブジェクトの3Dスキャンを作成し、共有もさらに迅速で簡単になりました。様々なものや場所をスキャンし、それを共有することで次世代の素晴らしい世界地図を一緒に作り上げましょう。
ScaniverseはNianticの製品ファミリーに加わって以来、スマートフォンでオブジェクト、部屋、場所を無料で3Dキャプチャするために何百万人もの人々によって使用されており、高い評価を得ています(App Storeで星4.8)。 数ヶ月前、Scaniverseは端末上で動作するガウス・スプラッティングを追加しました。これにより、360度、完全没入型の3Dモデルが作成でき、従来の技術よりも正確で、鮮やかかつ、レンダリングの早い処理が可能になりました。 Google Earthの共同開発者であり、エンジニアリング担当SVPのBrian McClendonは、ガウス・スプラットを「1991年のリアルタイムテクスチャマッピング以来、コンピュータグラフィックスにおける最大の変化」と呼んでいます。
今回のアップデートの大きなポイントは、スプラットを地図上に展開できるようになったことです。 スプラットは『Wayfarer』、『Ingress』、『Pokémon GO』のプレイヤーの方々からの何百万もの既存のスキャン投稿に加えられます。これらのスキャンはもともと、ゲーム内で大きく役立っていました。現在、私たちはそれを美しいスプラットに再加工しています。 つまり、地図上にはすでに探索できるものがたくさんあるということです。 (ScaniverseのiPhoneユーザーの皆さんは今日からマップへのスキャン投稿と閲覧が可能になります。近日中にScaniverseのAndroid版にもマップが追加される予定です)
スプラットの作成は、3Dレンダリングの経験を必要とせず、驚くほど簡潔で印象深いものになっています。 ポラロイド写真を露光するのにかかる程度の時間で、スマートフォンだけを使って、どんなパブリックスペースでも、没入感のある映像にキャプチャし、生成し、共有することができます。 マップにアップロードした後、ご自分の撮ったシーンを映画のような動画に仕立ててソーシャルで共有したり、友人にリンクを渡してその作品の中に飛び込んでもらうこともできます。 休暇中に訪れた場所や、毎日通る近所の公園をなどなど、ご自分にとって大切なものを保存し、同時に世界と共有する方法となります。
(重要:Scaniverseアプリを使用して、お寿司のお皿 などの個人的なオブジェクトをスキャンすることもできます。 あなたが共有するまで、データはスマートフォン内にとどまり、あなたの許可なしで地図上にアップロードされることはありません。 さまざまな3Dモデリングアプリにインポートできるメッシュのエクスポートについても引き続き対応しています)
世界をスキャンする方法を簡単に説明します:
- スキャン:カメラを動かして、対象物や場所をあらゆる角度から撮影します (スキャニングのテクニックを紹介した動画を作りました)
- 処理:スマートフォン上でガウス・スプラットがレンダリングされるまで約1分待ちます
- 共有:マップにアップロードしたり、リンクや動画を友人と共有したりできます
- 反復:スキャンと共有を繰り返しましょう!
Niantic Scaniverseの新しいコミュニティに参加しよう
Scaniverseにもコミュニティを導入します。 スキャンしたいものが何であれ、皆さんと同じように、スキャンを楽しまれる方々はたくさんいらっしゃると思います。Wayfarerコミュニティと同様に、Discourse上に構築され、ご自分のNianticアカウントと結びつきます。 XRの愛好家、カジュアルな3Dフォトグラファー、新しい3D作品を共有するのが大好きな探検家など、世界で最も新しい地図グラフィックコミュニティが何を創造し、共有するかを見るのが待ちきれません。
開発者・クリエイターの方へ - Niantic StudioがScaniverse Splatsに対応
デジタルのマップが素晴らしいクリエイティビティの基盤であったように、世界中のScaniverseコントリビューターからのスプラットも空間マッピングのキャンバスとなり得ます。 Niantic 8th Wallが提供する全く新しいWebXRエディターおよびWebゲームエンジンであるNiantic Studioで、スプラットもサポートされます。 開発者はScaniverseでスプラットを作成または発見し、Niantic StudioにアップロードしてウェブゲームやVR体験のキャンバスとして使用できるようになりました。 センチメートルレベルの精度を持つ強力なVPSと組み合わせることで、現実世界をARやVR体験の背景にするためのツールとなるでしょう。 Nianticは現実世界でプレイするクラウドベースのゲーム開発からスタートしました。今は、皆さんのキャンバスとして世界を3Dでモデリングすることを目指しています。
では、スプラットを始めましょう! ScaniverseはApp Storeからダウンロードできます。 皆さんが地図上で何を共有してくれるのか楽しみです。